「粋族館」は3番街1階にあった
ほとんど記録がない「粋族館」
かなり凝った内装
フロアガイドの画像は以下より引用
フロアマップ|ショップガイド│イオン桑名ショッピングセンター
写真の右側の壁の部分には、モニターが並べられ、
熱帯魚など、海の底を演出する映像が流されていました。
また、天井に目を向けると、
海の中から見た空をイメージしているのでしょうか、
天井の一部が高くなっていて、青く照らされています。
通路のわきには、神殿をイメージしたような
柱が等間隔に置かれています。
写真には写っていませんが、
魚や船の舵などをイメージしたモニュメントも
設置されていました。
レストラン街全体はブルーの光で照らされ、
奥に行くほど、だんだん薄暗くなっていく
(=海の深くに入っていくような演出)など
なかなか凝った演出も行われていました。
写真の左側には、後述の熱帯魚店「アイドル一番」があり、
販売中の熱帯魚が入れられた水槽が並んでいます。
(追記)当時のフロアガイドを入手
当時「粋族館」だけのフロアガイドが存在していました。
今回、画像をいただくことができたので、
フロアガイドに掲載された内部の様子をご紹介します。
入居していたテナント
- 天空?…焼き肉食べ放題
- とんかつ和幸?
『販売革新』という雑誌によると、
開業当初以下の店が出店していたとのこと。
百人一朱(和風ファミリー)84席
湖陽樹(中華)102席
やじきた(そば・うどん)62席
とら蔵(ラーメン、餃子)28席
野とン(とんかつ)40席
北の坂(コーヒーショップ)64席
コロコロ亭(カレーライス)15席
おらんく家(寿司)35席
ジュバン(鉄板焼き)55席
赤い風船(焼き肉·しゃぶしゃぶ)197席
商業界『販売革新』(1995年5月)より抜粋
時期は不明ですが、
私がデータを持っている最古のフロアマップは
以下のようになっています。
レストラン街に熱帯魚店?
ロゴも存在
粋族館の奥に噴水?
マイカル明石には「海のルネッサンス」が存在
マイカル明石(現在のイオン明石ショッピングセンター)の2番街には、
「海のルネッサンス」というレストラン街が存在しました。
コンセプトが粋族館と似通っており、
既に撤去されてしまいましたが、
水路や噴水も存在していたようです。
マイカル明石
— 9112600 (@DMBOGfIQIs3Ndk4) 2019年5月5日
ここも海のルネッサンスありました。
リヴ・オーシャンを境に、左側がレストラン街、右側がフードコート。レストラン街のお店はほぼマイカルイスト運営のお店です。⑩のポセイドン(回転すし)もイスト運営だったような…
ちなみにマイカル明石の社員食堂は2番街の2階にありました。 pic.twitter.com/P2z4NDCgsA
マイカル明石の2番街の噴水や水路の工事を担当した
業者のホームページから
かつての2番街の様子がうかがえます。
噴水などを設置する施工業者、株式会社光栄のホームページ。マイカル明石2番街の吹き抜けにあった噴水や水路の写真が綺麗に残っています。
次にこちらは PDF ですが、一般財団法人日本商環境デザイン協会関西支部の会報。4ページ目から5ページ目にかけてモノクロですが、噴水や内部の様子を捉えた写真があります。
一般財団法人日本商環境デザイン協会関西支部『JCD Kansai』vol.43(1998年2月)
最後は兵庫県が出した資料。こちらも PDF ですが、1ページ目に「海のルネッサンス」のロゴ、6ページ目に噴水を含む吹き抜けの写真が掲載されています。
兵庫県『オーズタウン開発計画』 (2000年12月)