更新情報
2022年1月1日 ゼノンシアターの詳細を更新。
2021年12月31日 細かい修正を実施。沿革を追加。
2021年1月31日 開業当初の導入施設の詳細を追加
2019年5月15日 ダイナコースター(桑名)の画像を追加
2019年3月10日 「トンデミ桑名店」に関する情報を追加
2018年8月1日 アトラクション配置図を訂正
2015年12月26日 「クリスタルメイズ」に関する情報を追加
2015年7月29日 「スタジオ8」の位置の訂正・「リトルディガーズ」の追加など
2015年5月5日 記事の作成
現在、経済専門誌や新聞などでダイナレックス桑名店の
当時の様子を調査しています。
今後も定期的に更新を行う予定です。
マイカル桑名(現イオンモール桑名)にあった目玉スポットの1つ、
いや最大の目玉と言っても過言ではなかった
ゲームセンター「ダイナレックス桑名店」。
普通のゲームセンターとは違い、
「エンターテイメントパーク」と
銘打って、様々なアトラクションが存在しました。
ダイナレックス桑名店の概要
ダイナレックス桑名店は、1995年
が運営していました。
ダイナレックス桑名店開店にあたり設立されました。
それまで株式会社ニチイの事業部が行っていた
ゲームセンターやボウリング場の運営、
引き継ぎました。
赤色の線で示された部分に、
天井が高くなっているところがありますが、
そこがかつて多数のアト
ラクションが存在した場所です。
3番街のかなりざっくりとした断面図は以下のようになっています。
断面図にするとややいびつな構造に見えます。
吹き抜けにあたる部分の1階部分には
エレベーター設備以外のものは何もありません。)
上の図で
ブックオフの2階から4階まで吹き抜けになっている部分が
先ほどのフロアマップの赤線で囲った部分です。
4階の天井にまで達している…かはわかりませんが、
吹き抜けのようになっていて、
当時は、子供向けの大型遊具やレーザー銃を使った対戦型アト
ラクションなど、
様々なアト
ラクションを導入して
三重県内外の注目を集めました。
しかし、2002年を過ぎたあたりから、
吹き抜けにあたる部分を閉鎖した状態で
ゲームセンター部分のみ営業していました。
2000年代後半には、アト
ラクションがあった場所に
ミズノがプロデュースするフット
サルコート「ダイナレックス
スポルト」が誕生します。
その様子は、フットサルコートがなくなった今でも
次のホームページで確認することができます。
そしてそれ以外の部分は普通のゲームセンターと大して変わらず、
平日はガラガラという状況になりました。
そして2012年2月19日、ダイナレックス桑名店は閉店しました。
ダイナレックス桑名店閉店時に店内に掲示された
「閉店」の張り紙が以下のホームページに掲載されていました。
そして、改装工事を経て、
2012年6月7日に「ブックオフ・スーパーバザー」が開店しました。
ダイナレックスに存在したアトラクション
今回かなり頑張って、「ダイナレックス桑名店」の
アトラクションの配置図を再現してみました!
「ダイナレックス桑名店」は閉店までに何度か改装を繰り返しています。
アトラクションが消滅するまでの期間(2000年代前半まで)を
勝手に1期から3期までに分けて、存在したアトラクションをご紹介します。
記憶があいまいで、抜けや誤りを含みます。ご了承ください。
1期(1995年から1999年まで)
次郎長様のコメントによれば、チケットボックス
の裏手にスタッフルームがあったとのこと。
アミューズメント専門誌『月刊レジャー産業資料』によると、
開業当初に存在したアトラクションは以下の通り。
「ダイナレックス桑名導入施設」(『月刊レジャー産業資料』1995年4月号より)
施設 / 面積 |
特徴 |
備考 |
利用料金 |
レーザークエスト 352㎡ |
レーザーシューティングゲーム。宇宙空間を想定したコンバットアリーナは迫力ある音響と幻想的な照明、スモークがたちこめる。 |
販売元:英国レーザークエスト社 設置マシン台数:30セット |
700円 |
ゼノンシアター 398㎡ |
シミュレーションシアター。モーションベースは56人乗りの床移動タイプ(油圧6軸連動方式)。音響は4チャンネルサラウンドシステム採用。上映ソフトはジョージ・ルーカス監督「エイリアン エンカウンター」。 |
ハード・ソフト制作:三菱重工業(株) |
700円 |
フューチャーゲート 868㎡ |
アミューズメントスペース。グリム童話を再現した不思議な空間に「ドリームパレス」「ビンゴパーティー」「バーチャレーシング」等導入。 |
マシン設置台数:130台 直営 |
- |
クリスタルメイズ 423㎡ |
同名のTV番組をモチーフとしたイギリスで流行のゲームが、日本初上陸。チームメイト(最大6人)と協力してコンピュータの繰り出すゲームをクリアし、制限時間内で得点を競う。 |
販売元:英国サイバーローム社 輸入元:インターナショナルレジャー システム(株) |
700円 |
ディガーズマウンテン 247㎡ |
マスコットキャラクター「ディガーモール」の3人が住むという設定の巨大な火山。内部はフィールドアスレチックなどで構成される。 |
|
500円 |
リトルディガーズ 158㎡ |
幼児の創造力や体力、精神力を育む施設を設置。ファミリーで楽しめる。巨大な楽器のあるミュージックアトリウムやボールプール等を導入。 |
|
400円 |
アストロゲート 40㎡ |
占いゾーン。3Dサウンドホラー性格診断「グランディッシュの館」や占星術シアター「サイカバーン」など、ゲーム感覚あふれるマシンを設置。 |
マシン販売元:ヒューマン(株) マシン設置台数:5機種 |
- |
スタジオ8 455㎡ |
ノスタルジックなゲームマシン8種を設置。シンプルなカーニバルゲームで誰にでも楽しめる。景品に「ディガーモール」のぬいぐるみなど。 |
|
- |
サーカス&サーカス 207㎡ |
50席のカジュアルレストラン。アイスクリーム、ドリンク、ハンバーガーなどを提供。ゲームに熱中する子どもたちを見守りながら休憩できる。 |
運営:(株)マイカルイスト |
- |
ダイナレックスストアー 143㎡ |
スーベニアショップ。「ディガーモール」の大・小ぬいぐるみをはじめ、オリジナルグッズを販売する。 |
直営 オリジナル商品等1,000点 |
- |
2期(1999年から2001年まで)
開店から数年が経ち、
いくつかのアトラクションのリニューアルが行われました。
- リトルディガーズの廃止、ディガーズマウンテンのリニューアル
(未就学児向けの「リトルディガーズ」廃止に伴い、「ディガーズマウンテン」の中に未就学児向けのコーナーが設置されました。また、「ディガーズマウンテン」の遊具自体も更新されました。)
(「アストロゲート」(占いの館など)は、1期では「ディガーズマウンテン」の横にありましたが、「ディガーズマウンテン」の拡張に伴い、入口付近に移転しました。その後、プリクラコーナーに変わっています。)
3期(2001年から2002年まで)
- ゼノンシアターの廃止
- ディガーズマウンテンの移転(2階から3階部分へ)
- ダイナコースター・ミニF1ランドの設置
- クリスタルメイズ、レーザークエストの廃止(2001年3月)
- クリスタルメイズの内装の簡略化
(「クリスタルメイズ」の最後に入る「クリスタルドーム」は、入口付近にあり、ダイナレックスの通路から見ることができました。通路とクリスタルドームの間には、順番待ちのための黒い柵や大きなクリスタルなどの装飾物が置かれていました。しかし、3期へのリニューアルで柵や装飾物がなくなり、通路とクリスタルドームを隔てるものが全くなくなりました。)
第3期に存在したアトラクションは以下の通り。
(クリスタルメイズ、レーザークエスト廃止後)
ア ト ラ ク シ ョ ン 名 |
料 金 |
営 業 時 間 |
備 考 |
ディガーズマウンテン |
400円 |
11:00~18:30 (土日祝日は10:00から) (最終受付18:00) |
1歳以上、身長140cm未満 身長110cm未満の場合は要保護者同伴 お子様はくつしたが必要です |
ダイナコースター |
1名:500円 2名:1,000円 |
10:00~22:00 (最終受付21:30) |
4歳以上の方がご利用になれます 身長110cm未満の方は要保護者同伴 |
ミニF1ランド |
200円 |
10:00~22:00 (最終受付21:30) |
小学生未満の方は要保護者同伴 |
ロストワールド |
1名:500円 |
10:00~22:00 (最終受付21:30) |
身長130cm未満の方がプレイされる場合 座席は動きません |
フューチャーゲート |
|
|
|
プリクラコーナー |
|
|
|
スタジオ8 |
300円 |
10:00~21:00 (最終受付20:30) |
|
ウルトラSHOT M78 |
|
10:00~21:00 |
定休日は一番街サティに準じます |
https://web.archive.org/web/20010604162647/http://www.mycal.co.jp/mcr/より
吹き抜けの部分には、階段があり、
3階に相当する部分にもアトラクションがありました。
階段部分は、お城をイメージしたものになっていて、
「ダイナ城」と呼ばれていました。
当時の写真が以下のサイトに残っています。
では、アトラクションの詳細を見ていきましょう。
ディガーズマウンテン
主に小学生を対象にした大型アスレチック。
(厳密には5歳から15歳を対象にしていたようです)。
2階相当以上の高さのある、かなり規模の大きなものでした。
2階相当以上高さから滑り落ちる滑り台や
ボールプールなどがありました。
1期では、火山をイメージしたものだったのが、
(ディガーズマウンテンの「マウンテン」の由来。
ディガーは後述するキャラクターの名前)
2期では、お城をイメージしたものに変わりました。
3期のものは見たことがないので、どのような形状だったのか
今となってはわかりません。
また、1期と2期では、2階部分(=レーザークエストと同じフロア)
にありましたが、3期では、3階部分(=ダイナ城の階段を上がった場所)
に移設されました。
ディガーズマウンテン撤去工事以降、
ダイナ城の階段を上がった3階部分には、
何もない状態が続いています。
ただ、ディガーズマウンテンが存在した痕跡が
今も残っています。
上の図の矢印の方向から
3階部分を見上げると、
ダイナ城の階段を上がってすぐ右手にあった
「ディガーズマウンテン」の入口の痕跡が残っているほか、
3階部分の天井から吊るされていた旗が
現在も残っています。
ちなみに、マイカル小樽の「ダイナレックス小樽」にあった
同型アトラクション「ディガーズマウンテン」は、
北海道の「ルスツリゾート」に移設され、現存しているようです。
読者の方の情報によれば、第3期のティガーマウンテンは、
外見はルスツリゾートものに似ており、
ルスツのものより高度が高かったとのこと。
中には、最上層からのパイプ滑り台、ボールプール、
滑車滑りがあったそうです。
(情報提供:あき様)
リトルディガーズ
未就学児を対象としたスペース。
ボールプールや巨大な楽器が設置されていたようです。
アメリカの類似アトラクションの映像が
YouTubeに掲載されています。
www.youtube.com
「リトルディガーズ」は1期から2期へのリニューアルで廃止されました。
その代わりに、小学生を対象にした「ディガーズマウンテン」に
未就学児用のコーナーが設けられました。
レーザークエスト
ダイナレックス桑名店開店当初から存在したアト
ラクションでしたが、
クリスタルメイズとともに
2001年3月31日(土)で休止し、
その後解体されました。
1回10人ほどのグループでプレーします。
ルールを解説するビデオを真っ暗な空間で見た後、
レーザー銃や光センサーが付いたベストを着用。
その後アリーナに移動し、対戦が始まります。
(このアリーナ内は、薄暗く、迷路のように入り組んだ構造になっていて、
階段で2階部分にも行くことができました。)
他の人が着ているベストに付いている
光センサーに向けて、レーザーを発射し、
命中した数などによってスコアが決まります。
ゲーム終了後には、
誰に何発撃ったか、
誰に何発撃たれたか、
はもちろん、
命中率などかなり詳細なスコアシートを受け取ることができました。
不定期で
団体戦の大会のようなものも行われていたようです。
海外では、稼働しているらしく、
マ
イカル桑名にあった「レーザーク
エスト」の解説ビデオも
このビデオを日本語に吹き替えたもの(あるいは字幕)
だったような気がします。
実際にレーザーク
エストに行ったことがある方のブログに
当時の貴重な写真が残っていました。
こちらのブログ記事に掲載されている写真が
古本売り場にあたる部分です。
レーザーク
エストは、桑名の他、
本牧、小樽のダイナレックスにもあったそうです。
また、愛知県
豊田市の豊田サティ(2002年閉店)のダイナレックスにも
レーザーク
エストとディガーズマウンテンがあったことがわかっています。
跡地は英会話スクールの NOVA として利用されていたようです)。
クリスタルメイズ
アメリカのテレビ番組をモチーフにしたアト
ラクション。
に似ています。
と表現されています。
ダイナレックス桑名店開店当初から存在したアト
ラクションでしたが、
2001年3月31日(土)で休止し、
その後解体されました。
番組の映像が出てきます。
紙吹雪を集める…みたいなアト
ラクションだったようです。
体験したことがないので、詳細はわかりません。
ダイナ城の階段付近に窓があり、
その中を見てみると、
滑り台のようなものがあった記憶があります。
おそらく「クリスタルメイズ」のアト
ラクションの一部だったと思われます。
(追記)
「Crystal Maze Japan」と
Google 検索を行うと、
ダイナレックス桑名店にあった
クリスタルメイズの写真が掲載されているブログが見つかりました。
内容をあまりよく読んでいないので詳細はわかりませんが、
上から1枚目と3枚目の写真が
ダイナレックス桑名にあったクリスタルメイズのものだそうです。
1枚目の写真は、クリスタルドームに至るまでの
ゲームの1つが行われる部屋とみられます。
「the Aztec zone のものだ」と書かれていますが、詳細はわかりません。
3枚目の写真の左側に写っているのは「クリスタルドーム」。
「クリスタルドーム」とダイナレックスの通路を隔てる
黒色の柵のようなものがあり、
そこにスタッフ2人がもたれ掛かって写真を撮っている姿が見えます。
ちなみに、この黒色の柵は2期から3期へのリニューアルの間になくなりました。
また、3枚目の写真からわかるように
当時のダイナレックスで働くスタッフのコスチュームは
真っ黒の作業着のようなコスチュームでした。
つばのついた黒い帽子をかぶっているスタッフもいました。
クリスタルメイズだけでなく、レーザークエストのスタッフも
このコスチュームを身にまとっていたように記憶しています。
イオンファンタジーと合併した後のダイナレックスや
旧ファンタジーアイランド、モーリーファンタジーのスタッフが
着ている(着ていた)明るい色の制服とは対照的なコスチュームでした。
参考: 会社設立10周年記念に店舗ユニフォームを刷新 (株式会社イオンファンタジー)(PDF)
ゼノンシアター
1期にダイナ城の階段を上った3階部分にあったアト
ラクション。
映像に合わせて、座席が動くアト
ラクションだったようです。
先ほどの「レーザーク
エスト」の写真を掲載されている方のブログ
- 48人乗りだった
- 映像は「RGBアドベンチャー」だった
- アトラクション前に通る空間がお城の大広間のようだった
ことが書かれています。
光の三原色をテーマとしたSF冒険作品。
1998年にライドアト
ラクション向けに製作された同名の約8分間のフル
CGアニメーション(原作
モンキー・パンチ)のアイディアをもとにしているが、ストーリーやキャ
ラクターなどはほぼ全面的に、新たに書き起こされている。
上映されていた映像が
『精密工学会誌』(1997) の中に
「体感シミュレータへの応用」という論文があり、
その中に「ゼノンシアター」に関する記述があります。
詳しい方の話で、
当時の様子がかなりわかってきました。
図面にしてまとめることにします。
ゼノンシアター内部の順路は
上の図のようになっていたようです。
まずゼノンシアターを体験するには、
ダイナ城の階段を上る必要があります。
ダイナ城の下部分は通路になっていて、
そこを抜けると、ディガーズマウンテンや
写真を見た方がイメージが湧きやすいと思います。
階段を上がって、右に曲がると
ここで当時はプレショーが行われていたのでしょうか。
スクリーンが設置されていたそうです。
ディガーズマウンテンの項目でご紹介した、
現在でも見ることができる「旗」のような装飾は
そして、関係者の方の話によると、
当時の様子が、ほぼそのまま残っているそうです。
費用の関係で撤去できなかったのでしょうか、
スクリーン、プロジェクター、シャンデリアのような装飾、
旗のような装飾、壁の装飾等も
すべて残っているそうです。
プレショーが終わると、左手に曲がって、
劇場の横にある通路に移動します。
階段状になっている通路で8人×7列に並んだあと、
劇場に入場します。
ゼノンシアターは、
スクリーンに映し出される映像に合わせて、
体験が終わると、
スクリーンの向かって右側から退出し、
通路を通って、
入口付近に戻ることができます。
これが一連の流れだったようです。
アストロゲート
詳細はよくわかりません。
「マーダーロッジ」というホラー系のアト
ラクションなども
あったような気がします。
「アストロゲート」のような名前だったような…。
かなり早い時期に消滅したような気がします。
ディガーズマウンテンの横にあった時期もあれば、
入口付近にあった時期もあったような…。
「マーダーロッジ」は
ダイナレックス小樽店にも同名称のアト
ラクションがあり、
現在でも稼働しているようです。
スタジオ8
アーケードゲームが数個集まったアトラクション。
ボールをケースの中にうまく入れられると、
景品がもらえる...みたいなゲームがあった気がします。
当初は仮装(コスプレ)をして写真撮影ができる
アトラクションとして開発が進められていたようですが、
結局、アーケードゲームのアトラクションになってしまった
という経緯があるようです。
「スタジオ8」という名前は写真館を想定して付けられたもの。
「ダイナレックス桑名店」開業前の
1995年1月に発売された『アミューズメント産業』
177ページには、
「スタジオ8」のオープン前の構想として
次のような記述があります。
246㎡にマンハッタン、アニメ製作(原文ママ)現場など5つのイメージを持つスタジオセットを設置。専門のスタッフによるフェイスペインティングコーナー、合成写真、合成ビデオコーナーなどで構成される。
ダイナコースター
3期のリニューアルで登場した屋内ジェットコースター。
2期まで「ディガーズマウンテン」が存在した場所に
完成しました。
ジェットコースターといっても、
いくつかの車両が連結され、
一度に複数人が楽しめる一般的なものではなく、
2人までしか乗車できないトロッコ型でした。
「梅雨でも楽しめるジェットコースター」として
東海テレビ(フジテレビ系)の「スーパーニュース」で
中継が行われたこともありました。
このダイナコースターの特徴は
屋内に設置されたことと
ライドが回転することでした。
私のかすかな記憶によれば、
コースは以下のようになっていました。
乗り場から発車し、チェーンリフトで
天井ぎりぎりの高さまで登っていき、
ダイナ城の階段の上、★の部分まで
ライドが回転しながら、走っていきます。
そして、★の部分で一旦停止して、
回転していたライドの方向をもとに戻した後、
一気にスピードを上げて、
下に下っていきます。
所要時間は1分ほどのアトラクションでした。
こちらのブログにダイナコースターの乗り場の
写真が掲載されていました。
また、web アーカイブ Wayback Machine に
ダイナレックスのホームページのアーカイブが残っており、
その中にダイナコースターの紹介として
桑名店にあったものの画像が掲載されていました。
画像左に見えるのがダイナ城、
そのさらに左に行くとレーザークエスト(ダイナコースター稼働後すぐに閉鎖)
がありました。
天井付近にある黄色の飛行機のようなものの
下あたりにダイナコースターの乗り場がありました。
マイカル小樽の 「ダイナレックス小樽」にも
「ダイナコースター」がありました。
ダイナレックス小樽のダイナコースターは
ルスツリゾートに移設され、
「マッドマウス」として運営されています。
rusutsu.com
www.youtube.com
www.youtube.com
www.facebook.com
ダイナレックス小樽店にあった時代から
ライドが回転しないのか、
ルスツリゾートに移設されてから
回転しなくなったのかはわかりません。
コースはダイナレックス桑名店にあったものと若干異なるものの、
イメージはだいたい同じです。
小樽店の方が、天井までの高さが低いなど、
構造的な問題で
桑名店のものはもう少し高さがあったように思います。
ミニF1ランド
ダイナコースターの下のスペースを利用したゴーカート。
名前は「ミニF1ランド」だったようです。
サーカス&サーカス
ファーストフード店。
ハンバーガーやソフトドリンクの提供を行っていました。
運営は3番街1階の「粋族館」を運営する
「株式会社マイカルイスト」。
(マイカル小樽にあった「ダイナレックス小樽」には
カフェ業態の「ダイナカフェ」がありました。)
ダイナコースターやレーザークエストが閉鎖された時期に
姿を消したような記憶があります。
フューチャーゲート
一般的なゲームセンターにある
ゲーム機が設置されたコーナー。
小樽や本牧にもアトラクションが
北海道
小樽市のマ
イカル小樽にあった「ダイナレックス小樽店」にも
施設 |
料金 |
身長制限及び利用制限 |
ディガ-ズマウンテン 難破船
|
1人 400円 |
小学生以下 |
1人 500円 |
保護者のみ |
|
1人 300円 |
3歳以上・身長110cm以上 3歳未満保護者同伴でも不可
|
2人 500円 |
ダイナコースター |
1人 500円 |
3歳以上・身長110cm以上 3歳未満保護者同伴でも不可 |
ワイルドリバー |
1人 600円 |
身長110cm以上 身長110cm未満保護者同伴でも不可 |
フォーチュンケイブ |
1人 400円 |
|
|
1人 500円 |
身長110cm以上 身長110cm未満はライドをとめて利用
|
2人 800円 |
パワースレット
|
1人 500円 |
身長110cm以上 身長110cm未満保護者同伴でも不可
|
2人 800円 |
マーダーロッジ
|
1人 500円 |
身長110cm以上
|
2人 800円 |
MYCAL-OTARU.CO.JP[DYNALECX]より抜粋
netanker.hatenablog.jp
設計はイギリスのデザイン事務所が担当か
開業当初の店舗デザインは、
イギリスのデザイン事務所が担当したようです。
ダイナレックスの英語つづり「DYNALECX」で Google 検索してみると、
イギリスの「IHDesign」という デザイン事務所事務所のホームページにたどり着きました。
その「Scrap Book」には、ダイナレックス桑名店とみられる
が見つかりました。
その他、店内の様子はいくつかのホームページに
いまでも残っています。
また、イギリスの総合レジャー開発会社である
インターナショナル・レジャー・システム(ILS)社が
プランニングを担当した、という情報もあります。
ダイナレックスのコンセプト
「ダイナレックス」には、
「ダイナミックなレジャー・エンターテイメントコンプレックス」
という意味が込められているそうです。
また、1995年1月に発売された『アミューズメント産業」には、
コンセプトについて次のような記述があります。
テーマは“愛と友情と冒険”。「オークとアシェという双子の兄弟がたまたま潜り込んだ地下の世界で、ディガーズモール、フローモール、ドリラーモールという3匹のもぐら達と力を合わせ、悪魔に捕らわれたお姫さまを救出する」というストーリー設定のもと、別記に9つの施設で構成される。
ダイナレックスのキャラクター
ダイナレックスには、
モグラのキャ
ラクターがいました。
以下のサイトに写真が残っています。
左の写真「DYNALECS」と書かれたロゴの
右側に青色の
モグラ(
情報提供:もぐら様)のようなキャ
ラクターとその仲間たちが書かれています。
おそらく青い
モグラが「ディガーズマウンテン」の由来となった
ノリ様のコメントによると、
開業当初は、施設全体が3匹の
モグラの住処をコンセプトにしていたとのこと。
(
モグラの名前は、「ディガー」「ドリラー」(もう1匹の名前は不明))
しかし、2002年頃から、「ディガー」たちが影を潜め、
「パラダイスフレンズ」というキャ
ラクターが使われるようになりました。
ダイナレックスという業態は消滅しましたが、
会社のホームページにキャ
ラクターの詳細が掲載されています。
(掲載されているもののうち少なくとも数枚はダイナレックス桑名店の画像です。)
また、ダイナレックス桑名店の入口のロゴの横にも
パラダイスフレンズが描かれていました。
ダイナレックス桑名店を運営していた「株式会社マ
イカルクリエイト」を
2012年2月19日に「ダイナレックス桑名店」の閉店をもって、
2015年4月17日の「
イオンモール桑名」へのリニューアルに合わせて、
約3年2か月ぶりに再出店を果たしました。。
- 1番街3階(未來屋書店・トイマートの跡地)
- 2番街2階(ナムコの跡地)
の2か所。それぞれ、
3番街2階の沿革
1995年3月24日(金) 「マイカル桑名」開業。同時に「ダイナレックス桑名店」開業
1999年8月1日 (日) 「ディガーズマウンテン」1度目のリニューアルオープン。
(『アミューズメント産業』1999年10月 p. 63 より)
2001年3月31日(土) 「クリスタルメイズ」「レーザークエスト」営業終了
(Wayback Machine より)
2001年4月28日(土) 「ディガーズマウンテン」2階部分から3階部分へ移転。2度目のリニューアルオープン(Wayback Machine より)
2002年3月ごろ 「ディガーズマウンテン」「ダイナコースター」など大規模アトラクションが営業終了。吹き抜け部分が閉鎖される。(私の記憶から)
2003年12月13日(土) ミズノが運営する「ダイナレックススポルト」がプレオープン
(ダイナレックススポルトより)
2012年2月19日(日) 「ダイナレックス桑名店」閉店
2012年6月7日 (木) 「ブックオフ・スーパーバザー」開店
2019年4月18日(木) 「トンデミ桑名」開店
2021年3月31日(水) 「トンデミ桑名」閉店
2021年5月14日(金) 「トンデミ桑名」跡地に「namco」開業